ヒルナンデス 一級建築士碧山邸のリノベ!巨大リビングの5つの機能とは?
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6月23日放送の「ヒルナンデス!」女性一級建築士の家見にいくンデス!は、築20年のマンションのリビング・キッチン・6畳間をリノベーションによって53平米の5つの機能を兼ね備えた巨大リビングに仕立てた碧山美樹さんが出演なさいました。
その費用はざっと680万円。
今回は随所にプロの手腕が感じられる5つの機能をご紹介します。
碧山美樹さん(碧山建築設計室)
建築家 碧山 美樹さんのプロフィールhttp://www.houseco.jp/profile/architect/5304
番組内で紹介された、碧山邸の詳細がわかるページ
少し古い記事ですが、一部を除いてあまり変わらない様子です
機能1 家族が集えるオープンキッチン
もともと仕切られたキッチン空間の壁を取り払い、リビングの一部になっていますが、生活感のある調理道具や食器は、巨大な壁面収納と、大きな1枚板のテーブルの下に収納されています。おしゃれですっきりしているものの、ウッド調もあいまって、何とも温かみのあるスペースです。
機能2 作業スペース
出典:http://img.houseco.jp
食事のダイニングテーブルとしても使われている、国産の3メートルのタモ材を大胆に使ったテーブルも、このリビングならでは。
食事だけでなく、お子さんの勉強や作業にもゆったりと使え、ここが1つのコーナーといってもいいほどです。
一家の主婦でもある碧山さんにとって、家での活動は、仕事と家事の境界があいまいになりがち。
「あえて」使い分けず、壁面収納の中身を除けば、調味料スペースの隣が仕事用の書類コーナーだったりします。
その曖昧な部分の橋渡しになっているのが巨大テーブルというわけです。
機能3 御主人の書斎
出典:http://renoverisu.jp
もともと6畳間だった部分と押入れを利用して作られています。
机の上から30センチという、やや背の低いパーテーションで区切られた空間ですが、30センチというのは、御主人の「個」の空間を確保しつつも、家族と隔絶された感じにならない絶妙な高さなのだとか。
ちなみに、もともと書斎として使われていた部屋は、今は家族全員用のウオークインクローゼットとなっています。
収納に頭を痛める方は、思い切って1部屋をクローゼットにするのもオススメとのこと。
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機能4 和室
出典:http://renoverisu.jp
琉球畳を4枚張りあわせ、さらに下の部分が収納にも使われているという可動式の「空間」です。
さきの機能その(3)と、この後御紹介する機能その(5)、さらに壁面の書架と、3方向をちょっとした「壁」で隔てられたこの空間は、意外なほど静かで落ち着くのだといいます。
おしゃれなクッションの前にゆったりくつろぐ猫ちゃん、ロシアンブルーの「ブルちゃん」が非常に絵になります。
機能5 子どものスペース
書架、オーバルのテーブルにスマートな電気スタンド、ユニークな壁紙と、ヨーロッパのインテリア雑誌に出てくる子ども部屋のような空間です。
あちこちに窓のある真っ赤なパーテーションもかわいらしく、その後の気分で広げたり、少し開放気味にしたり。
このパーテーションが、「監視されている感なく、お互いのぬくもりが感じられる」理想的な関係をつくる一助になっているようです。
まとめ
何といっても、あの巨大テーブル!ノートPC、ミシン、読みかけの本、お茶の道具、お掃除中のカメラ……なんかが無造作に置いてあるのを想像したら、かなりわくわくします。建築にたずさわる人特有の几帳面さという一本筋が通っているからこその「いろいろ曖昧」な空間だからこそ、散らかることもなく、すっきりと心地よい空間になっているのでしょう。
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