9時間耐久の盆踊り!郡上おどりの魅力とは?めざましテレビココ調べ
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今年も岐阜県郡上市八幡町では、恒例の「郡上おどり」が開催されていますが、8月26日のめざましテレビ「ココ調」では、夜通し踊る人々の姿がレポートされました。
この八幡町の郡上おどりは毎年7月中旬から9月上旬にかけて、のべ32回とり行われますが、そのうちメーンイベントともいえる、8月13日から16日に開催される盂蘭盆会の徹夜踊りは、午後8時から翌朝午前5時までの9時間耐久となっています。
郡上おどりの振りつけはシンプル!飛び入り参加もOK!
郡上おどりの振り付けは、初見でも覚えられそうなほどにシンプルです。というよりも、とりあえず参加して、流れに乗って、なんて踊り方もできそう。
【岐阜県郡上市】「郡上おどり」徹夜完全版 9時間ノーカット 1/11
YouTubeのサイトでは、9時間を11分割にしたものが見られます。踊りやぐらを十字路の真ん中にしつらえ、その周りに時計回りに十字架を描くようにぐるりと一周して1時間。
一晩踊り通すとなると、これを9回繰り返すことになりますね。
一体消費カロリーはどんな感じなんでしょうか。
気になるところです。
踊り疲れた人々は、小川に足を浸したり(何だか風流ですね)、大幅に営業時間を延長している地元商店で食べ物を買って栄養を補給したり。
仮眠をとる人の姿も見られます。
徹夜おどりの魅力は?
ココ調の参加者のアンケート調査では1位 大勢で踊る一体感
2位 徹夜で踊り明かす達成感
3位 誰でも参加可能
と言う結果でした。
踊り通してフィナーレを迎えたときの達成感や、それまで見ず知らずだった人たちとの交流など、魅力はぎっしりなんですね。
そのせいか、地元の岐阜県、御近所の愛知県以外にも、全国各地からの参加者でにぎわいます。
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数字で見る郡上おどり
出典:https://upload.wikimedia.org
郡上おどり保存会の方が、しなやかによい表情で踊っている人たちに木札を渡すことがあります。
これは「踊り上手」の免状と交換してもらえるとのこと。
大勢の踊り手の中でも、40人ほどにしか渡されないといいますから、大変栄えあるものですね。
また、商店街の中の履物店は、この徹夜踊りの期間中は午前3時半まで営業時間を延長するようです。
7時間踊り通したとある男性の下駄(新品)の歯は、何と1.7センチもすり減っていたといいます。
これは長く踊るためにすり足で踊るため、とのことです。
こうなると、もはや下駄は消耗品ですね(まあもともと消耗品ではありますが、猛スピード消耗にオドロキです)。
9時間踊り通した人…がいるのかどうか、いるとして、何人いたのかはわかりませんが、徹夜踊りに参加した人たちの平均時間は5時間20分!だそうです。
この夏話題の映画、『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』『ジュラシック・ワールド』といった大作を2回見てもまだ“おつり”が来るほどの長丁場です。
郡上おどり運営委員会事務局
まとめ
郡上おどりの起源は、ぐっとさかのぼれば中世の念仏踊り、風流踊りといったものにもたどりつき、今の盆踊りのスタイルになったのは18世紀(江戸時代)頃だといいますから、いわば日本伝統の夏フェスともいえましょう。これから9月にかけての週末にも(徹夜ではありませんが)開催されますので、興味のある方は参加を検討してみてはいかがでしょうか?
郡上二大おどり|郡上満喫 郡上市観光連盟
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