めざましテレビ 災害時に役立つ新聞紙スリッパの作り方
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物理学者でエッセイストだった寺田寅彦の名言「天災は忘れた頃にやってくる」は有名ですが、4月14日の熊本地震発生で、その言葉を思い出した方も多いことでしょう。
大規模な災害が発生すると、良くも悪くもさまざまな情報が飛び交い、日本中の方が何らかのアクションを起こしますが、自分に直接の被災がない場合、忘れがちなのは「明日は我が身」の視点ではないでしょうか。
そこで今回は、4月18日放送のめざましテレビの「めざまシード」と「モアセブン」の2つのコーナーより、「災害時に役立つワンポイントの知恵」をご紹介しましょう。
新聞紙の即席スリッパの作り方
まず、「めざまシード」内で紹介されていたのが、新聞紙で即席のスリッパをつくる方法でした。
地震災害時は、家の中も家の外も、ガラス片や瓦れきなど、足元にさまざまなものが飛散している可能性が高く、薄い靴下や裸足でそのまま歩くと、足をけがしてしまう可能性が高くなります。
すぐ手に届く場所にスリッパやスニーカーがある場合はそれを利用するとして、ない場合でも、身近にある新聞紙で簡易な履物をつくるためのライフハックとして、ざっと覚えておくと便利でしょう。
<用意するもの>
ブランケット版(一般の新聞紙)の新聞紙2枚
<作り方>
1 まず、新聞紙を2枚重ねて縦に置きます。
2 手前側から端の部分を2回折ります。
これはスリッパの「かかと」に当たる厚みをつくるため。
3 2で折った部分の前に足を置いて、2を立ち上げ、その部分で足を包むようにして内側に折り込みます。
4 爪先から先の余った部分で左右から足を覆うように折り込みます。
5 足の縦幅に合わせ、余分がスリッパの底部に来るように「山折り」で折り畳みます。
6 5で折り畳んだとき、かかとの後ろに出た余分をスリッパの足が入る部分に内側に折り込めば完成。
ただし、本当に緊急用ですので、一目で危ないとわかるガラス片の飛散箇所の上を積極的に歩くようなことは禁物です。
できればゆとりがあるときに、非常持ち出し袋の中に厚手のソックス、スリッパ、スニーカーなどを入れておくといいでしょう。
スリッパの場合、足の裏だけでなく、甲や爪先の部分もしっかり守れるようなタイプがおすすめです(例えばサンダルでも、健康サンダルよりクロックスのようなサボタイプのもの)。
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何かと使える「タオル・レジ袋…」
「モアセブン」のコーナーでは、鮮やかなイエローにくっきりした黒いロゴの「東京防災」という災害時に役立つ情報が集約された本が紹介されました。出典:http://d2z7kfmnfdyg5a.cloudfront.net
東京都が都民に無料配布する目的で作成したものなので、一般の書店等で手に入るものではありませんが、PC、携帯(スマホ)、タブレットなどで無料で読むことがとができます。
いざ困った!というときにぜひ知りたい情報もありますが、できればこれも余裕のあるときに、心得としてじっくり読み込んでおくことをおすすめします。
かなりきめ細かく、あらゆる状況を想定して書かれていますから、東京都在住でない方でも役に立つと大評判の様子ですが、もしお住まいの自治体に類似のものがある場合は、そちらも参照なさると、ローカル色豊かでより役立つ情報に出会えるかもれません。防災ハ
「東京防災」
防災ブック「東京防災」、iBook Storeなど電子書店で無料配信中(ねとらぼ)
配信は3月末から始まっていたサービスのようです。
皮肉なことに、大変タイムリーなサービスとなってしまった方もいたかもしれませんね。
緊急時に何かの代用ということで使えるものはさまざまありますが、未使用のタオル(紙おむつ、単三電池を単二や単一に補正するための材料)、レジ袋(オムツカバー、懐中電灯を入れると明るくなる範囲を広げる)、新聞紙(前述の簡易スリッパ、布団など)は、常日頃から意識的にキープしておくと、かなり汎用性があるようです。
ほかにも「発泡スチロール、ブルーシート、段ボールを使って簡易ベッド(布団)」をつくったり、「必要は発明の母」という言葉を思い出すライフハック術がいっぱいです。
電池スペーサー
現在、一般家庭で最も使われている電池というと、やはり単3サイズではないでしょうか。リモコンやラジオ、時計などでしばしば見かけますし、充電器も充実しています。
しかし、例えば災害時に役立つ懐中電灯などは、普段はあまり使わない単1を使用しているケース場合が多く、備蓄しておいても自然に放電してしまっていて、いざというときは役立たずに…というトラブルもよくあるようです。
そういえば、さきの東日本大震災のときも、「単1電池が手に入らない」という声をよく耳にしました。
そんなときは、回転が早いので「新鮮な」備蓄がしやすい単3電池を、単1・単2にサイズアップできる電池スペーサーが便利です。
災害時でなくても、不意に必要になったときにぴったりですね。
まとめ
ライフハック情報とは直接関係ないのですが、今ここで読んでくださっている方は、今回の熊本地震で被災していない、特に影響を受けていない方がほとんどだと思いますので、震災後、ツイッターで話題になっている澤田圭さん『阪神大震災被災者からのお願い』のマンガをご紹介します。ご本人をして【拡散希望】とのことですので、安心してリンクを張らせていただきます。
目にしたことのある方も多いかと思われますが、どこれこれも「そうそうそう」とうなずけるものばかりなのに、ついつい気が急いてしまって…という方にぜひ読んでいただきたい内容ですね。
とにかく何かの役に立ちたいという方は、とりあえず、信用のおける機関の募金に協力するところから始めてみましょう。
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