ヒルナンデス 加藤ちえのキッチン文房具を使った便利な収納術!
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料理研究家、フードコーディネーターなど、世の中にはキッチンをフィールドに活躍なさっている方がたくさんいらっしゃいます。
ふだん仕事をなさっているキッチンとは別に、そういう方たちのご自宅のキッチンはどんな感じなのか、興味がわきますよね。
10月27日の「ヒルナンデス!」では、パンづくり教室を主宰なさっていると同時に、整理収納アドバイザーでもある加藤ちえさんのキッチン拝見の様子が放送されました。
家庭用キッチン兼パン教室会場であり「家族が手伝いたくなる」キッチンとは一体?
整理収納アドバイザー 加藤ちえさん
加藤さんのお宅は建坪15坪の細長い建物で、その2階に14畳ほどのキッチンがあります。家族の食事づくりにもパン教室にも使われているにもかかわらず、第一印象で「モノがない」という感想が出てくるほどスッキリ。
ステンレス+白のシステムキッチン、大きく白い冷蔵庫、木目のテーブルなど、色彩がシンプルなのも広く見える秘密でしょうか。
加藤ちえさんのブログ
http://ameblo.jp/nature-day/
その1、調理器具は「立てて」収納
鍋、フライパンなどはコンロ下のキャビネットに収納されています。と、これだけ言うと、え、それって普通では…と思ってしまいますが、普通の御家庭なら「重ねて収納」の図をまず想像するのではないでしょうか。
加藤さんのお宅では、これを「立てて」収納し、ワンアクションでぱっと取り出せる工夫がしてあります。
その整理に使われているのは、100円均一ショップで買えるファイルケース。
万が一壊れても惜しくないし、安価なのでたくさん使えるし、いいことづくめです。
「フライパン」「片手鍋」など、これをここにしまうという収納の定位置が決まっているので、片付けも楽です。
その「指定」にも、シールを使ったラベリングがされていますから、初めてこのキッチンに立つ方でもお片付けが手伝えそう。
ちなみに、同じように大きめの皿も立て(縦)収納されていますが、これに使われているのは無印良品のブックスタンド(1200円)。
そもそも崩れやすいもの(本・紙類)を縦置きで収納するためのアイテムですからぴったりです。
無印良品ネットストア
http://www.muji.net/store/
その2、調味料はラベリングが基本(ただし容器だけじゃない!)
ピン入りの液体調味料をキャビネットの下の方にしまった場合、みりん、しょうゆなど、上から見てもわかりやすいものもありますが、ちょっと変わり種(スイートチリソースや変わり素材のオイルなど)などは、持ち上げてみないと何だかわからないということがありますよね。そんなときのため、調味料のキャップ部分に調味料の名前が書かれたシールが貼られているので、簡単に中身がわかります。
またココア、インスタントコーヒー、中華だしなど、袋売りのものが多い粉状のものは、同じ形・同じサイズのビンに移し替えて収納されていますから、これもラベリングが必須。
それも、上ぶたや側面だけでなく、いつもそれを置かれる場所にもラベリングをすることで、どこにどれをしまえばいいのかも一目瞭然です。
番組では特に説明がなかったのですが、この「定位置のラベリング」をするときに、すべて同形・同サイズのびんに入れるというのが「効く」のではないでしょうか。
この収納庫に何が何個、どんな状態で並ぶのかを察しやすくなるのです。
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その3、ごみ袋の収納には「100均のCDケース」
CDやDVDを1面に2枚しまえるタイプのケースは、100円ショップでよく見かける商品であり、大変便利なので使っている方も多いのでは?
加藤さんはこれをゴミ袋を片手でささっと取り出せるようにひっかけるのにお使いになっています。
ケース本体と、ケースに附属のアクリルカバーのようなものを両方使っていますが(収納するためのシートを仕切りにして、ゴミ袋を2列~3列にして使います)、ケースはケースとして本来の目的に使い、カバーだけをゴミ袋ホルダーにしてもいいかもしれません。
「これは使えそう」と思ったら、本来の用途とは別な使い方でも試してみるというのは、今までもこういった場合組や片付け指南本などでしばしば見てきましたが、その心意気、やはり収納名人の共通点のようですね。
その4、冷凍冷蔵庫をすっきり使う
加藤さんはお仕事柄、食材を毎日買うのを基本としていて、買いだめというものをしないのだとか。だから冷蔵庫内は意外なほど広々と、はっきり言ってモノがあまりありません。
その代わり、冷凍庫は冷凍保存された料理や食材がいっぱいですが、これもタッパーなどの立体的な容器ではなく、ファスナーで閉じるタイプのビニール容器に入れて立て(縦)収納することで、ぎっしりだけど使いやすい配置になっています。
またファスナーのない普通のビニール袋も、シーラーを使えば簡単に密閉できます。
【参考】つめかえにも、そのまま使いにも便利!「袋キャップ」
出典:http://kingpcfx.up.n.seesaa.net
ダイソーなどで買える「袋キャップ」は、砂糖や小麦粉を別容器に移し替えたりするとき、スムーズに中身を出すのに便利なアイテムです。
まとめ
調理器具や調味料のところでも触れましたが、加藤さんのキッチンは「ラベリング」がいっぱいです。収納に一工夫したいけど、いろいろ考えると面倒で――という方は、このラベリングを「楽しみ」としてやってみると、もっともっと片づけたいという気持ちにつながるかもしれません。
例えば、シールを簡単につくれるプリンタを使ったり、色分けをしたり、絵の得意な方は、ちょっと小さなイラストを入れてみたり。
人気のマスキングテープも使えます。
貼る場所(油はね、冷暗、逆に高温になりやすいなど)や貼る対象物の素材を考えて、ラベルの種類も工夫したり、上からセロテープでカバーしたりなどすると良いかもしれません。
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