ヒルナンデス 整理収納アドバイザー古堅の散らからないキッチン収納術
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11月4日放送のヒルナンデスは「突撃!プロのキッチンを徹底的に覗いちゃうンデス!」
カリスマ整理収納アドバイザーの自宅に突撃
整理収納アドバイザー1級所持者にして、「幸せ空間セラピスト」、そして2児の母でもある古堅純子さんのお宅を訪れ、散らかりやすい台所の特徴と、お片付けの極意を御教示願いました。
※2016年10月18日放送の坂下千恵さんが使っていたゴミ箱などのキッチン収納グッズについての情報は関連記事より姉妹サイトでご確認ください。
整理収納アドバイザーとは
2級取得で自分自身の整理収納のスキルアップ、1級でそのスキルをほかの方にアドバイスできる民間資格です。「整理収納アドバイザー」を標榜して活動できるのは1級を所持している方だけ。
1級保持者は2014年9月現在で全国に3400人とか。
ちなみに……「整理理収納コンサルタント」という、整理収納アドバイザー1級の上位資格もあるとのこと。
ハウスキーピング協会の解説ページ
ユーキャン 整理収納アドバイザー1級・2級講座
2千軒片付けて生まれた散からない収納術!
古堅純子(ふるかた・じゅんこ)さん整理収納アドバイザー1級 幸せ空間セラピスト
使
いやすさを重視した整理収納術が奥様方に大人気で、多くの著書も出していらっしゃる、「お片付けのカリスマ」です
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古堅さんのウェブサイト
古堅さんのお宅を訪問
23平米のリビングダイニングは、4人家族、それもお子さんもいらっしゃるとはにわかに信じがたい、ホテルの一室のように整理された空間です。
リビングの片隅に置かれた白いホスピタルキャビネットは、ちょっとした「見せる収納」で、コップやかわいいぬいぐるみがテセィスプレイされています。
御夫婦のイニシャルであるH&Jが入ったミルクガラス製?と思われるシンプルなマグ(ペア)もあり、御自身で話した後に照れる顔もかわいい、お茶目な女性のようです。
キッチン 散らかさないスゴ技とは?
ぴかぴかに磨かれた、顔が映りそうなシンク周りは当然というか想定内としても、驚くべきはコンロ周りの物の少なさです。入れ物の中に立てられた最低限の調理器具(菜箸など)と小さなキャニスターが2個、それにキッチンペーパーと観葉植物だけ。
プロの極意その1 ゴールデンゾーンに物を置くな
ゴールデンゾーンとは、「よく使う空間」というほどの意味のようです。キッチンにおけるゴールデンゾーンは、何といってもコンロ周りということで、コンロ周りには極力物を置かない。
置くのは「毎日使うとわかっているもの」だけで十分なのだとか。
散らかっている台所の特徴として、コンロ周りにやたらと調理器具が多いというのがあるということですが、コンロ周りは意外と油はねなどで汚れがちなので、頻回に使うものではないものを置いておくと、いたずらに汚してしまうだけという結果になるようです。
ほかのそれほど頻繁に使わない調理器具は、ゴールデンゾーンから離れた場所の引き出しにきちんと収納されていました。
(参考)目に付きやすく手に取りやすい、ゴンドラの床上75~135cmのスペースを「ゴールデンライン」(ゴールデンゾーン)と呼ぶ。粗利益率の高い商品など店側が重点的に販売したい商品がここに配置される。(ウィキペディア 「陳列」の項目から)
プロの極意その2 食器棚は大きさではなく使う時間帯で3分割
「左手で開けて右手で取り出す」を基本として、棚の中をTの字で3分割するイメージでしまいます。左下に朝食用(ベーシック)、右下に夕食用(大皿多し)、上に来客用(使用頻度が低い)を収納しています。
食器は白が基本なので、見た目もすっきりしていますが、古堅さんのお宅の構造上、リビングから食器棚の中がはっきり見えます。
色数が多いと散かって見えるので、色つきの散かって見えそうなものは、目隠しできる棚にしまってありました。
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プロの極意その3 マグカップは食器棚ではなくボーダーゾーンに収納すべし
コンロが奥にある古堅さん宅の台所の構造上、コンロから最も遠い場所にある引き出し部分は、言い方をかえるとリビングからは最も近い台所のゾーンでもあります。古堅さんはここを「ボーダーゾーン」と見立てて、一番上の段にはティッシュ、布巾、文房具など、台所とリビングの両方のエリアで使う可能性のあるものがおさまっています。
殊にティッシュは置きっぱなしだと散かって見えるので、必ず引き出しの中にしまうとのことです。
二段目にはマグカップやアクリル製のコップなどがぎっしり入っていました。
「実は日常生活で最も使われる食器。散かっている家はこれが多く、しかも家のあちこちに散乱していることが多い」
あ、確かにこれは思い当たる節がありますね。
低い位置にあるので、お子さんでも簡単に取り出せます。
お子さんはここから自分でカップを出し、飲み物を飲みます。
ポイント! キッチン収納を主婦目線だけでなく、子供目線に立って行うべき!
お子さんにも台所のどこに何があるかを把握させ、自分でできることは自分でというふうに行動を促すことが大事なのでしょう。
プロの極意その4 ゴミ箱は徹底的に隠すべし!
一通り見まわした後、平生から「お料理アイドル」と言われることの多い八乙女さんは、台所にあるものがないことに気づきました。「(シンクに)三角コーナーがない」
古堅さんによると……三角コーナーは、生ごみなどのせいで雑菌が繁殖しやすい上に、コーナー周りの空間も汚れがちらなる、とのこと。
野菜の皮などの生ゴミは、調理のたびに小さな袋にまとめてその都度ごみ箱(シンク下)に投入。
そのごみ箱も小さ目ですが、ゴミ箱が小さいとすぐたまるので、こまめに捨てる習慣がつくということです。
「散かりがちなお宅の最大の法則大きなゴミ箱が大きいこと」
あ、これも「確かにそうかも」と思わざるを得ません。
「ごみ箱が片付かない」状態なんですよね。
プロの極意その5 食材は冷蔵庫にそのまま入れず、フリージング保存すべし!
冷蔵庫の中には、飲み物や卵ぐらいしか置いてありません。肉や野菜はいずこに?と思ったら、下ごしらえされた料理の材料が、ナポリタンなど料理別にパッキングされて冷凍室にきちんとおさまっていました。
ポイント! 買い物直後に下ごしらえしてフリージング保存
これは、前述の「小さ目のごみ箱」に通じるものがある気がします。
買った段階で下ごしらえをしておけば、その際に一緒にごみ処理もできます。
朝食時の忙しいときでも、やる気の出ない夜でも、この自家製冷凍食品があれば、「何かしら作る気」が起こる気がします。
冷蔵/冷凍 ひと工夫でおいしく冷凍する方法
ライオンのウェブサイト
通常冷凍に向かないと思われる食材についても触れていて、大変参考になります。
関連記事
加藤ちえのキッチン文房具を使った便利な収納術!
坂下千恵さんの機能的なキッチンアイデア収納術!
まとめ
特に何を買い足すなどではなく、ちょっとした工夫と気合いで何とかなりそうなお片付け術。古堅さんが多くの方の支持を集めていらっしゃる理由がわかります。
キッチン構造が似ている方はそのまま、かけ離れていても、どこかしらからエッセンスを取り入れられそうです。
まずは「デスク上にマグ放置」をやめなくては。
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