めざましテレビ 女子高生の流行語2016 卍(まんじ)NHK・PKの意味は?
世相の変化は多くの流行語を生み出しますが、一方で、流行語大賞候補が発表された段階で「こんなの初めて聞いた…」という声もちらほら聞こえてきます。
特にテレビや新聞に触れず、ニュース、音楽、動画といったものを「調達」している人も多いので、そういう層の人たちが、人気の芸人さんやそのネタを全く見たことがないというのも珍しくないことです。
そんな状況とはまた別なところにありそうなのが、女子高生たちの間で流行しているスラングの数々。
一般に流行っているような言葉でも、別な意味で使われていることが多くあるようですよ。
今回は6月16日のめざましテレビ「ココ調」より、若者のまち原宿で、女子高生が日常生活やSNSで使っている独特な言葉のご紹介です。
あなたはいくつ分かりますか?
ありよりのあり
完全にアリではないが、確率でいえば7、8割程度の「アリに近いアリ」。わかるようなわからないような、微妙なニュアンスの言葉のようです。
「なしよりのあり」とか「なしよりのあり」など、その程度によって応用できそうですね。
DAI語も独特にアレンジ
人気ミュージシャンDAIGOさんが使うことで知られる、いわゆる「DAI語」。文や単語をにバラバラに分解し、子音の文字(母音で始まっている場合は母音)で表現するという方法で、例えば奥様である女優・北川景子さんにプロポーズする際に「KSK(結婚・して・ください)」という言葉が使われたり、「マジか」を「MJK」と表したり、時には「普通にしゃべったほうが早いんじゃないの?」とツッコミたくなるところがユニークな「略語」ですね。
女子高生たちが仲間内で使っている言葉にも、このパターンは多く見られるようです。
例に挙げた「KSK」も「キセキ(奇跡)」という意味で使われたりするのだとか。
ほかにも…
PP
プチパニックの略
PK
「パンツ」が「くい込んでいる」(ほかにもPをMに置き換えて「水着」、Sに置き換えて「スパッツ」などの派生あり)。
男子が近くで聞いているときに悟られないようにという配慮のようですが、公共の電波に乗せて紹介してしまっては元も子もないのでは…。
NHK
日本放送協会の略、ではなく、「二の腕を引っ張ってキス」の略。
大ヒット中の映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』のワンシーンからできた言葉で、「女子がときめくシチュエーション」の1つのようです。
ちょっと前でいえば、「壁ドン」「顎クイ」的な感じでしょうか。
『植物図鑑』公式サイト
http://shokubutsu.jp/
「アモーレ」は友達?
長友佑都選手が交際中の平愛梨さんを指して「アモーレ」(イタリア語で「愛」)と呼び、話題になりましたが、この「アモーレ」も、女子高生にかかると、友達に対して使われたりするようです。あくまでノリで使っているうちに、定着しているのようないないような。
意味や状況を求めるのは古いんでしょうね。
ほかにも、恋愛スキャンダルで名前が上がってしまったミュージシャンの名前も軽いノリで使われたりしているようですが、いずれも寿命は短そう。
定番のかばん語(混成語)、略語、そして…
キモカワ(キモくてかわいい)など、初めて聞いても比較的意味を類推しやすい「○○カワ」といういい回しは、まだまだ健在のようです。また、
「厳しくてキツい→きびつい」、
「ぐうの音もでないほど○○な状態→ぐう○○」
(ネット上でもよく「ぐう正論」なんて見かけますね)
なども、好んで使っている人が多いようです。
また、絵文字「 ( 卍^o^)卍ドゥルルル」の一部に含まれている「卍(まんじ)も、「調子に乗っている」「仲間との絆」など、さまざまな意味で使われたりしていますが、「特に意味はないが使われている」ケースもあるようで、火つけ役はVain(6秒動画を投稿・閲覧できるサイト)でブレイクし、今はタレントとして活躍中の大関れいかさんと言われています。
Vain
https://vine.co/
大関れいかさんのTwitter
https://twitter.com/xtxx_mhz?lang=ja
【動画】海 彼氏の前vs友達の前卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍
まとめ
余談ですが、一緒に番組を見ていた高校生の次女は、2、3の言葉に対して「あ、これは聞いたことある」と反応した程度でした。住んでいる地域や触れているカルチャーに差があると、ほぼ外国語感覚になるようです。
インターネットが普及し、情報が瞬時に駆け回っている現代ですが、同時に細分化や多様化も進んでいるので、逆に「知らないものは徹底的に知らない」という状態になっているのが面白いところです。
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