バイキング リビングで学習?現役東大生がおすすめする勉強法とは?
7月2日放送のバイキングより「現役東大生おすすめ 明日から使える勉強法」をご紹介します。
「教育、学習環境の質」や「産業への革新性」などの13項目の指標から割り出され、毎年発表される「アジア大学ランキングTOP100」が発表されましたが、日本最難関の“東大”こと東京大学が、3年連続の1位を獲得したそうです。
東大といえば、卒業後も我が国の学術、政治、産業などあらゆる分野でリーダーとなる人々を輩出している大学ですから、日本という国のクオリティの高さを評価されたような、誇らしい気持ちになりますよね。
そんな最高学府のさらに頂点に入るため、現役東大生はどんな勉強法を実践したのか、ちょっと気になります。
高校・大学受験だけでなく、資格試験勉強のヒントにもなるかもしれませんよ。
アンケート第1位は意外?納得?「リビングで勉強」
「リビング学習法」という言葉を、学齢期のお子さんがいる方なら聞いたことがあるのではないでしょうか。家族が集まるリビングで子どもが勉強することで、保護者は子どもの学習状況を把握しやすく、子どもにしてみれば、保護者など家族が見ているという適度な監視感と安心感で勉強に取り組みやすく、信頼関係も育まれやすいようです。
また、親も兄弟もみんな東大(あるいはそれに準ずるような難関大学)出身という御家庭の場合、「その辺にいる人が全員家庭教師」みたいな環境もあり得るでしょうし、ただやみくもに鉛筆を動かしているだけの勉強もどきか、ちゃんと実のある勉強になっているかの判別もつくのではないでしょうか。
ただし、テレビがお構いなしの大音量でついていたり、「静かにしてよ」「自分の部屋でやれよ」と文句を言いあうような雰囲気の中で勉強しても、落ち着かず、能率も落ちそうです。
家庭全体の学習センスが磨かれていないと、成功しないかもしれませんね。
個別意見でも、ユニークなものが多々見られました。
数学の難問を解くときは、ベッドの上でリラックスして考える。
これは敢えてベッドに寝転がるということではなく、「根を詰め過ぎないように」程度の解釈がいいかもしれません。分からない英単語は、作文をして覚える。
英語だけでなく日本語の単語も、使わなければ意味や使い方が定着しません。やっぱり言葉はコミュニケーションツール、なんですよね。
作文ついでに日記をつけるのもいいかも。
新・基本英文700選
ちょっと昔の受験生なら、「新」がついていない方のテキストがおなじみでは?
シンプルで見やすく覚えやすい作りです。
日記や作文に書きたい状況を、基本構文の中から抜き出して、単語を自分なりに入れ替えるなどのアレンジもききます。
1日11時間勉強した
11時間勉強したというよりは、「勉強していたら11時間経っていた」が正しいかもしれません。東大生には努力する才能のある人が多そうです。
外で勉強
これも巷間「意識高い系」などと揶揄されることのある某カフェで勉強、ではなく、「その辺の河原」(本当の意味での“おんも”)だったりするようです。開放感でリラックスして勉強できたとのこと。
これもどちらかというと、「どこでも勉強できるような人が東大に入る」のでしょう。
卓球で壁打ちしながら勉強
少し違いますが、個人的な経験ですが、長い散歩の途中で子どもに豆知識を教えたら、子どもがそのときの状況(どの辺の場所にいて、風が気持ちいい日だった、食べていたアイスがおいしかったなど)とセットでそれを覚えていたということがありました。また、音楽を聴きながら、部屋の掃除をしながら暗記モノこなしていたら、「あの曲を聴いていたときに出てきた単語」「部屋のポスターが曲がっていたのが気になって張り直していたときに覚えた年号」のように、関連づけで印象が強くなるということがあります。
世界文学のあらすじを覚える
世界文学の知識自体は、実は受験ではさほど役には立たないかもしれませんが、整理された知識を覚え、それを他のものと関連づけたり応用したりする勉強ができれば、かなりゆとりがでてくるでしょう。ポケモンのゲームをずっと続けてきた
これは……単に「東大に入るような人がポケモンマニアだった」というだけの話のような気がします。ただ、ゲーム脳は悪しきというものという価値観だけで片づけるのは短絡的だということだけはわかります。
まとめ
東大に入るのは、一体どんな人たち?大切なのは努力?地頭(じあたま)のよさ、それとも環境、はたまたそれらすべて?自分や家族が東大か、東大に入るような友人・知人のいる人でもないと、実態や実感としての東大生像ってわからないものです。また、わかったところで「東大生はこう」というレッテル張りをするのは無意味なのは言うまでもありません。
ありませんが、学習のモチベーションとなりそうなところを見習ったり、マネしたりするだけでも、きっと役に立つことでしょう。
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