ヒルナンデス 一級建築士平邸の六角形の家に満載の主婦のアイデアとは?
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「ヒルナンデス!」人気シリーズの4月12日放送分では、一級建築士・平 真知子さんがご主人と愛犬とお住まいの「ロッジ風の六角形の家」を訪問しました。
六角形という形もさることながら、「部屋の数が変えられる」というのは何とも気になる情報です。
一体、どんなつくりなのでしょうか。
機能的でアイデア満載のお宅をご紹介します。
機能的でアイデア満載
出典:http://www.tairaken.com
平さんは、木の温かみを活かした空間づくりがお得意とのことです。
もともとがご夫婦そろって登山が好きというナチュラル派ということもあり、どこかの別荘地に来たかと見まごうようなロッジ風の外観のお宅は、ご主人のリクエストでもあったようです。
しかもこの家、中にお邪魔すると、またびっくりの仕掛けがあるのでした。
平真知子さん
http://www.tairaken.com/
1 玄関との仕切りなくして広々空間を生み出すべし!
玄関は全面ガラス張りで、三畳ほどの広さ。
ご近所の方もフラッとためらいなく入ってこられそうな、まさに垣根のない開放感が魅力的です。
玄関を入ってすぐのところにダイニングの空間(6畳大)がありますが、玄関とダイニングの間に特に仕切りはなく、視線の先が開けた、大変広々とした印象になります。
また、大きな窓から隣の公園の雑木林がぱっと目に入ります。
ある種の借景というか、都内にありながら「別荘地感」たっぷりの演出がされている感じですね。
2 部屋の角を鈍角にして、居心地のよさ抜群
このおうちは、上から見ると、パッチワークのヘキサゴン(六角形)つなぎを思わせる形状です。出典:http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp
六角形ということで、長方形や正方形の部屋と違い、それぞれの部屋の「角」に当たる部分はそれぞれ120度と鈍角になっていますから、とがった感じがなく、円形に近いマイルドな印象です。
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3 窓は片側だけ可動式にしてコストカットすべし!
木を愛する平さんは、窓枠も木製のものを使っていますが、温かみやデザイン性に優れている反面、少しお高くなってしまうのも悩みの種?ではないでしょうか。このお宅の窓は、実は片側だけ開いて、もう片側は固定になっているということで、コスト削減に役立っています。
また、各部屋(空間)にドアはなく、ロールカーテンで仕切られています。
これもまたコストカット効果は絶大ですし、個別で使いたいときはおろし、一続きの空間として使いたいときは上げるだけという柔軟性があるので、工夫次第でいろいろ面白い使い方ができそうです。
4 木材にコーティング塗料を使えば機能的な木製カウンター
今までのこのコーナーを振り返っても、女性らしい感性の冴えを最も感じさせるところは、何だかんだいってキッチンが多いですよね。平さんのおうちは、キッチンも六角形ですから、その形を活かし、カウンターは扇形になっています。
横移動の動線を短くして、とても使いやすくなっています。
カウンターは木製ですが、お寿司屋さんで使っているような特別な塗料が塗られているので、防水はばっちりです。
清潔に使えて、ステンレスよりも経済的という利点あり。
お宅の大がかりなリフォームやリノベーションは難しくても、このアイデアはすぐマネしたくなっちゃうのではないでしょうか。
5 エアコン要らずの落ち着くサンルーム
外に面した六角形を半切りにしたような4畳大の空間には、椅子が置かれています。
ここは何と、「景色を楽しむ部屋」なのだとか。
何となく美術館の休憩スペースのようです。
日当たりのよさもさることながら、蓄熱性の高いタイルが敷かれていて、ペットのワンちゃんもお気に入りのスペースのようですよ。
このおうちの特徴は、六角形だけではありません。
視線を上に上げたとき、天井の高さにも気づくでしょう。
吹き抜けになっていて、2階部分は仕切りがなく、回廊のような状態になっています。
2階は主に家族だけが使うプライベート空間なので、明確な仕切りがなくてもOK、というわけです。
まとめ
ちょっとその場に身を置くという想像をしただけでもワクワクを感じられる六角形のおうち。一体、住んだらどんな心地なのでしょうか。
個人的には、居住空間もいいけれど、思い切り趣味に走った私設図書館や資料館なんかに利用したい気がしました。
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