ヒルナンデス 女性一級建築士のズボラ主婦に嬉しい便利収納の家
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「専門家ならではの高いスキルはマネできないけれど、アイデアパーソンの知恵や女性らしい感性が生み出した工夫は参考にできるかも」。
ヒルナンデス!の不定期企画の一つ、「女性一級建築士の家見に行くンデス」の人気の秘密は、こんなところではないでしょうか。
9月15日放送分では、「ストレスのない空間」を作り出す達人・舌間花織さんの家を舞台に、驚きの生活術や、ぜひすぐにでもマネしたいプチアイデアなどが紹介されました。
玄関から庭までは、土間を通って一続き
ガーデニングをなさる舌間さんにとって、庭も大切な活動のフィールドなので、エントランスから庭までは靴を履いたまま移動できるように土間になっています。この土間、実は掃き掃除だけでOKだったり、なかなかお掃除も楽そう。
まだ小さなお嬢さんがいる舌間さんにとっては、外で使ったベビーカーを、土を落とさずに階段下の空間にそのまま収納しておけるのもポイントが高いようです。
壁側には長いカウンター状のものが渡され、その上にはちょっとしたオブジェが置いてあったり、小粋なイタリアンのお店のトイレなどにありそうな陶器の手洗いボウル(水が出るかは確認できませんでした)が据えられたり、一見おしゃれですが、下の部分には、カゴに入った生活雑貨類が、乱雑にならない程度にラフに収納されています。
カウンターの位置が低いので、その下には目が行かず、「何か置いてあるな」程度にしか意識がいかないようです。
また、エントランスの扉自体にもちょっとした工夫があります。
引き戸になっており、長いバータイプの取ってがついています。
このおかげで両手が荷物でふさがっているときでも、肘などでスッと開けることができたり、思わぬところで楽ができます。
また、扉の脇に荷物をかけるフックがついているので、一旦買い物袋などをそこにひっかけて、ゆっくりと鍵を開けたりすることもできます。
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フリー、というよりフレキシブルなスペース
1階には、家族でくつろいだりできる、特定の目的のないフリースペース(南)と寝室(北)もあります。フリースペースの窓を開けたところに物干し場がありますが、フリースペースの上方に渡されたバーがあり、ここで洗濯物を広げてハンガーにかけたりした後、仮の置き場にしておければ、準備が整った後、パパッと数十秒で外に洗濯物を出すことができるのです。
こんな仮置き場があれば、暑い季節に外作業をできるだけ短い時間で済ませられますね。
寝室にはシングルベッドが2つあり、壁のかなり上方に小さな窓があるだけ。
北側ということもあり、夏場はむしろ涼しくて快適ですが、冬場は寒いのでは?
と思いきや、「そろそろ暖房が欲しい」くらいの季節になった頃、何と、フリースペースの家具とベッドをトレードし、部屋自体を入れかえてしまうのだとか。
たたずまいは近代的ですてきなおうちですが、「そろそろ寒くなったので、南にお引越し」なんて会話を想像すると、絵本に出てくる小動物の家族みたいでカワイイな、などと思っちゃいました。
2階は御主人も奥様も、お嬢ちゃんも?嬉しいスペース
2階に上がると、12畳分のリビングダイニングキッチンと3畳分の書斎スペース。「リビング」に当たる部分は、5畳分の小上がりになった畳敷きなので、かなりくつろげそうです。
キッチンと畳リビングスペースの間に渡された長い板が、まるでカウンターのような「ダイニングテーブル」。
キッチンで料理をして運んだり、逆に使用済みの食器をシンクに運んだりといった動線がかなり短くなり、無駄がありません。
リビングとキッチンの間にある柱状の収納スペースには、3つの側面にそれぞれおもちゃや絵本類(リビング)、来客用のコーヒーマグ(ダイニング)、食器洗浄機(キッチン)と、異なるものがきちんとおさまっています。
キッチンに目を移すと、電子レンジ前に50センチほどのタイル張りの作業スペースがあったり、吊り戸棚の一部が格子状になっていて、食器の水切りを兼ねていたり。
こういう工夫は、まさに台所作業を日常的になさっている人ならではですね。
また、広告代理店にお勤めだという御主人の要望でしつらえた書斎スペースもありますが、長いカウンター状の机があるので、家族がそれぞれ(ご夫婦がお仕事、お嬢さんがお絵かきなど)別な作業ができます。
有限会社木なり設計 一級建築士事務所
http://kinari-s.com/staff/
舌間さんのブログ「木なりの花」
http://ameblo.jp/kinari-no-hana/
まとめ
「ズボラするために頑張る」を信条とし、アイデアを駆使する舌間さんを見習って、エッセンスだけうまいこと抽出して、記事が書けたらいいなと思いつつ挑みましたが、やっぱりどうしても「あれもいい、これもいい」になっちゃいますね。
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