めざましテレビ 才田春光のピールアートの世界!皮を使ったバラの花が凄い!
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ピールアートというものを御存知でしょうか。
その名のとおり、果実の皮を材料に使ったアート制作やその作品のことです。
8月11日のめざましテレビ「MORE SEVEN」では、そうしたピールアートで作られた作品の数々が紹介されていました。
繊細で大変すばらしい作品ばかりでしたが、一体どんな方が作ったのでしょうか。
才田春光さんのピールアートの世界
この分野のバイオニアとも言える金沢市在住の芸術家・才田春光さんによると、「自分にとっては「ままごとの延長」にあったもの」とのこと。独特の感性を持った少女が、特にアートという意識や認識のないままに作った作品が、全く自然なこととして長い間継続されてきた…といった感じではないでしょうか。
本来なら捨ててしまうような、デザートの容器として使ったり、乾かしてお風呂に入れたり、といった末路をたどるのがせいぜいだったかんきつ類の皮などをそっくり使って、ランプシェードやカッティングの美しいモチーフ、オブジェといった見事な作品としてよみがえらせてしまうアートで、教室も開かれているようです。
才田春光さんのブログ
才田春光さんの美しく変身した果物や野菜の皮たちの写真集も販売されています。
素材感の活きた作品
廃物を利用したアートによくある、「もとが○○だったなんて信じられない」ような作品ではなく、例えば温州ミカンやグレープフルーツをカッティングして作られた花のようなモチーフは、しっかり「ヘタ」が残っていて、もともとはかんきつ類の皮であることが主張されています。グレープフルーツの内側の筋っぽい皮を使ったバラの花もお見事。
自然で優しいオフホワイトで、バラの花にありがちなお高い感じの美しさとはまた違った、ナチュラルでしかも上品な魅力がある花に仕上がっていました。
また、ホオズキの皮を水に浸して繊維だけを残した状態にしたものは、水中を漂うクラゲのような涼しげで幻想的なオブジェに変身してしまいました。
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くり抜いた方もくり抜かれた方も使える
金属製のパイプを使ってグレープフルーツの皮をくり抜いて模様を作り、中にあかりをともしてランプシェードにしたりするだけでなく、実はくり抜かれた方も、針金を使ってつなぐことでミニリースが作れます。これは難度が低いので、お子様でも気軽に作れそう。
円形だけではなく、さまざまな方にくり抜いたり、果物の2種使い(グレープフルーツとマンダリンオレンジなど)したり、間に緑の葉を差し色として入れたりと、工夫次第で楽しい作品になる上に、皮が乾燥していく段階で徐々に変色し、また趣が変わっていく様子を観察できるといいます。
ピールアートに興味がある方は才田春光さん監修のピールアートキットも発売されているようですから、こちらから挑戦するのも良いかも知れませんね。
まとめ
才田さんの教室は、地元である金沢のほか東京などでも開かれているようです。機会があれば、ぜひとも体験してみたいですよね。
ところで、私がピールアートと聞いてすぐ思い出したのは、正直に申しますと実はこちらでした。既に各所で話題になっているので御存知の方も多いかと思います。
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