ヒルナンデス紹介!キングジムのあると便利なアイデア文房具
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1927年創業の老舗文具メーカー「キングジム」。
現在の社名になったのは日本の高度成長期・1961年で、「事務(ジム)用品の王様(キング)」という思いが込められていたそうです。
創業者・宮本英太郎氏の「世にないものを作れ」精神は社風として健在で、シェア7割を超す大定番商品もあるかと思えば、万人受けはしなくてもマニアックな人気商品も多い個性あふれるメーカーさん。
9月第1・2月曜日のヒルナンデス「ヒットの法則」では、そんなそんなキングジムの光と影?が、2週にわたって紹介されます。
グッドデザイン賞も受賞した「キングファイル」
出典:http://thumbnail.image.rakuten.co.jp
「スクエアマーク」と呼ばれるカラフルな正方形のシンボルマークのついた、サイズもさまざまの書類ファイリング用品のシリーズは、キングジムといえばコレと思い浮かべる人も多いことでしょう。
このスタイリッシュにして無駄のないデザインは、1991年と2005年、グッドデザイン賞を受賞しています。
書類ファイルとしては、70%のシェアを占めているそうですよ。
遊び心いっぱいのラベル印字「テプラ」
見やすくラベルを自作するなら、何といっても「テプラ」ですが、これもキングジムの人気商品の1つです。ごく普通のシールタイプだけでなく、耐熱タイプ、蓄光タイプ、アイロンプリントなどラベル素材もさまざまなので、アイデア次第で自分だけのラベルをじゃんじゃんつくれます。
女性が好みそうなフォントが使えたり、リボンに印字できたりの機能があり、色や形状もかわいらしい「ガーリーテプラ」もあります。
テプラ公式サイト
スマホなどの端末関連用品も充実
スマホの画面をプリントアウトできる「スクリーンプリンター ロルト」や、タブレットやスマホの表面についた皮脂汚れをきれいに除去できる「iコロコロ」など、快適にスマホやタブレットを使うためのアイデア商品も充実しています。「ロルト」は、今のところiPhoneのみの対応ですが、クーポン券、地図、お料理レシピなど、状況によってはスマホ画面から「切り離して」使った方が便利なものは、印字で使い勝手をアップさせましょう。
裏面はシールになっているので、手帳や壁にはったり、何かと使えそうです。
いろんなニーズにこたえる電子メモ「マメモ」「ポメラ」
ディスプレイにタッチペンで手で直接書き込める「マメモ」は、99枚分のメモが保存できる上、アラーム設定をしておけば、メモに書き込まれたスケジュールに基づいて知らせてくれる機能もあります。固定電話脇に置いておきたいですね。
また、ちょっとしたゲーム機ですらインターネット通信ができる時代に、ネットもメールもできない「ポメラ」が、大変マニアックに売れているようです。
出典:http://www.kingjim.co.jp
重さ300グラムと軽くてコンパクトなところも魅力ですが、入力した文書類はSDカードに格納し、簡単にPCに移動することもできます。
それどころか、「電池2本で動く、ネットやメールの機能すらない」などの「え、いまどき?」なスペックも、場所を選ばず素早く使えたり、余分な機能がない分入力に集中できたりと、むしろプラス要素になっているようです。
実際、余分な機能がないので起動が迅速で、快適に使えそう。
大昔のワードプロセッサーがさらに使いやすくなった感じでしょう。
発売は2008年で、現在まで累計30万台を売り上げているといいますが、「どうして今までなかったの」と、手にした人は必ず口に出しそうです。
まとめ
うちの娘が大学生のころ、卒論を書くために学校の「怪しい空き部屋」に籠城していたとき、ミニパソコンをネットがつなげずに使っていました。先日、赴任先から久々に帰ってきた折に、「あのときポメラ買えばよかったんじゃない?」と言ったら、そもそもポメラの存在を全く知らなかったようで、「こんなのあるって知ってたら、お小遣いはたいて買ってたのにー」と少し恨めし気に言われました。
うちの子が情弱なのか、キングジムさんの商品PR方法に課題があるのかわかりませんが、一定数の文字入力を定期的にする人にとっては、「もっと早く欲しかった」「もっと早く知りたかった」と思うタイプの商品のようです。
来週の同コーナーでは、「こだわり過ぎて、ニッチ需要を通り越して売れなかった商品」を紹介してくれるようです。
随分自虐的ですが、楽しみでもありますね。
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