めざましテレビ 外国人の観光客に意外と人気な東京の穴場スポット
今から30年前の1986年、政府観光局は海外旅行倍増計画、通称「テンミリオン計画」として、5年間で外国からの観光客を1,000万人に増やすという目標を発表しました。
これは結局1990年には達成したのですが、同局の発表によると、昨年は過去最多となる1,974万人の外国人観光客を受け入れたとのことです。
もはや30年前の目標のダブルスコアに迫る勢いですが、「クールジャパン」に代表されるような、日本のさまざまなカルチャーに興味を示す外国人の増加や4年後の東京オリンピック開催も考え合わせると、トリプルも夢ではないかもしれませんね。
3月15日放送のめざましテレビ「ココ調」では、「日本人にはあまり知られていないものの、なぜか外国人観光客が訪れている都内マニアックスポット」が3つ紹介されました。
豪徳寺(世田谷区豪徳寺)
出典:http://livedoor.blogimg.jp
お寺というよりは、小田急線の駅名としてのほうがおなじみかもしれない「豪徳寺」は、招き猫発祥地と言われており、圧巻、なんと2,000体の招き猫が見られます。
小田急線豪徳寺駅から歩いて10分ほどですが、オススメは「下高井戸」を「三軒茶屋」を結ぶカワイイ路面電車・東急世田谷線の宮の坂駅から徒歩5分ですから、より観光気分を味わいたいなら、こちらのご利用をおすすめします(世田谷線の駅としては、山下駅のほうが豪徳寺駅から近いのでお間違いないよう!)。
外国での招き猫の知名度は「知る人ぞ知る」のレベルのようですが、手招きポーズの手(というか前足)を日本と逆にしたアメリカンなしぐさの招き猫もつくられるなど、国際化も考えられているようですし、もっと有名になったら、その愛らしく神秘的な姿にさらに人気が集まりそうですね。
豪徳寺
東京都世田谷区豪徳寺2-24-7
お土産はコチラ「東肥軒」
招き猫をモチーフにした和菓子がいっぱいの、地元商店街の名物お菓子屋さんです。通販の利用で遠方での購入も可能。
〒154-0021 東京都世田谷区豪徳寺1丁目38−7
03-3420-1925
http://www.kurufuku.jp/
春花園BONSAI美術館(江戸川区新堀)
出典:http://cdn-ak.f.st-hatena.com
日本盆栽協会公認講師・小林國雄による私設の盆栽専門美術館です。
BONSAIの名称で国際的な知名度も抜群で、その芸術性の高さに人気と注目が集まっている盆栽だけに、これは納得ですね。
日曜日には盆栽教室も開催されます。
東京都江戸川区新堀1丁目29番16号
03-3670-8622
JR総武線小岩駅南口下車・京成バス76番乗車「京葉口」下車
http://kunio-kobayashi.com/
ミハマクロス(荒川区東日暮里)
出典:http://pds.exblog.jp
生地のお店や問屋さんが多いことで、手芸好き・コスプレ好きの方にはおなじみの街(繊維街)という顔を持つ「日暮里」には、ミャンマーからの観光客の皆さんが多く足を運ぶお店があるといいます。
まだまだ決して高所得とはいえない地からはるばる来ていただいたお客さんは、おしなべて日本円にして1万円相当――お国でいえば平均月収にも値する金額を使い、ある生地を買っていかれるのだとか。
それは、巻きスカート状のミャンマーの民族衣装「ロンジー」をつくるための布です。
出典:http://1.bp.blogspot.com
日本人にはおなじみの色鮮やかなお布団用の布が、お土産としてミャンマーに持ち込まれたのがきっかけだったとのこと。
もともと現地にあったロンジーはシンプルなプリントばかりでしたが、あの独特のカラフルさが大評判になったのだといいます。
そういえば、どうして寝具用の布ってあんなにハデハデ…華やかなんだろうって疑問に思ったこと、どなたも一度や二度はあるのでは?
「ところかわれば」で服地として利用され、ミャンマーの人々の心をがっちりつかんだようです。
また、お店のパッケージも人気の1つのようです。
ゴールドの袋の上から白地に赤文字で店名や英語表記の「ロンジー」と入ったロゴに、ミャンマーの人たちに受け、お土産としてそのパッケージごと渡すことで、より喜んでもらえるようです。これはちょっとしたブランドということでしょうかね。
チャイナドレスやベトナムのアオザイ、インドのサリーなど、アジア諸地域の民族衣装は、ファッションとして取り入れている方も多いので、ロンジーもそのうち注目されるアイテムになりそうです。
〒116-0014 東京都荒川区東日暮里6丁目447
03-3806-1401
まとめ
そのいずれもが、有名な観光地としてどーんと観光客が訪れるというよりは、ピンポイント「刺さった」層の皆さんに、日本に来たら外せないでしょという感じで訪れる、日本ならではのスポットばかりでした。今まで全く知らなかったという日本の方も、ついつい興味をひかれ、お近くなら試しに行ってみようかな?と、カジュアルに訪れられそうなところばかりだったのも印象的です。
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