ヒルナンデス 激安リノベーションで賃貸マンションをカフェ風ルームに!
10月21日放送のヒルナンデスは「セルフリノベーションでおしゃれハウスにしたいンデス」
最近、家庭の奥様方に大人気のリノベーション。
リフォームほど大掛かりでなく、日曜大工というよりはちょっとした手工芸に近い手法でもできることや、自分のセンスや好みを生かしやすいところが女性向きなのでしょう。
今回は東京は町田在住のリノベ達人の奥様・広瀬愛さんのもとを訪れ、賃貸マンション(2LDK)を激安価格でカフェ風ナチュラルルームに大変身させたさまざまなアイデアを披露していただきました。
※関連記事に他のリノベージョンも紹介しております。
玄関からもうカフェのエントランス
ナチュラルテイストの小物がさりげなくあしらわれた玄関先で特に目を引いたのは、黒板にチョークで書かれたウェルカムボード風のもの。フランス語で「Bienvenue chez moi我が家にようこそ」などと書かれていますが、
これ実は黒板ではなく、100均で買ったコルクボードに黒い紙を貼っただけなんだとか。
しかも、チョークの消し後をさりげなく残すことで黒板っぽさを出しているという芸の細かさです。
リビングダイニングを「カフェ」に見たて、開店・閉店時間まで書いてあるなど、遊び心もいっぱいです。
12畳のリビングダイニングはナチュラルテイストのカフェ風
もともとの造りも十分すてきなマンションだとお見受けしますが、窓に木枠をつけてナチュラルテイストに演出しています。製作費2000円
リビングだけでなく、ほかの部屋の窓にも施してある工夫ですが、寸法をぴったりにするのが難しいので、多少隙間があっても脱落しないように、クッションシールや突っ張り棒を使ったりの工夫も見られます。
家具にも技アリ
足踏みミシンを加工した机……足踏みミシンの脚の部分だけをオークションで競りおとし、SPF材(後ほど詳述)にオイルステイン(塗料。アンティークな風合いを出せます)を塗装して作った天板を渡して作った机。
上にちょっとした小物や洋書などを並べると、それだけでインテリアになります。
すのこの下駄部分を生かした棚……同じすのこ2枚を立て、下駄部分の上から板を渡して固定するだけで、簡単でおしゃれな棚の出来上がり。
広瀬さんは一番上の段にコピーファクスの複合機を置いて使っていますが、白いものをチョイスしているにも、部屋の雰囲気に合っていていい感じです。
ちなみに、すのこは「ベランダに敷いてウッドデッキ風に」という、ある意味正統派な使い方もなさっていました。
ミシンの脚なんて本当にそんなものがオークションに出されているの?
しかも100円で落札!と、驚かされることばかりですが、参考までに、「ヤフオク」で検索したら、結構出てきました。
SPF材とは
Spruce(エゾマツ)、Pine(松)、Fir(モミノキ)の頭文字がとられた3種類の木材から作られる混合木材のこと。
軽くて安価なのが特徴ですが、湿気に弱いという特徴もあるので、あくまでおうちの中のあれやこれや向きのようです。
ガラスシート(窓フィルム)とフレームを使えば超簡単におしゃれなガラス窓が作れる!
100均ショップで買える写真や絵を飾るためのフレームを四つ組み合わせ、そこにガラスのすりガラス風のガラス保護シートを張れば、「ぱっと見ガラス窓」になります。広瀬さんはこれをキッチンカウンターのところにはめ込んでいましたが、インテリアとして十分成り立っています。
100均で扱っているフレームはサイズも豊富なので、組み合わせ次第でさまざま使えるようで、ディスプレイ用の棚まで作ってしまっていました。
広瀬さんは「何を見ても、何か思いつく」ような、アイデアの塊のような方のようです。
「窓フィルム」(ガラスシート)
装飾フィルム ガラスフィルム ステンドグラス 窓ガラス 窓 ガラス フィルム シート ステンド ス... |
リノべ達人は、和室を洋室にしてしまう
まずは畳だった6畳間を、フローリングシートで洋間仕立てに。これは結構使われている手だと思いますが、出窓の部分をうまく生かし、前述のSPF材を使って腰壁風にするというあたりが一味違います。
窓辺には小さな丸テーブルと2脚の椅子が置かれ、ここがまたカフェ風味。
くつろぎタイムには、お気に入りの飲み物片手に、自然光で読書を楽しむ、なんてことができそうです。
原状回復が原則である賃貸なので、釘を使って壁や床を傷めないようにという配慮から、「置くだけ」「敷くだけ」「枠を作ってそこにはめ込むだけ」といった方法が随所にとられています。
この「元和室」は広瀬さんの寝室兼作業部屋になっているようで、作業用の小さな机と、今までのリノベに使われた木材の端材が置いてありました。
ちなみにそんな端材からは、玄関先にある小さな机も材料費ゼロ円で作ってしまったといいます。
まとめ
広瀬さんは大変センスのいい、そして多分手先も利く方なんだとは思いますが、一つ一つの作業は、特に手先が器用でなくてもできそうなものばかりでした。そういった方法を「思いつく」のが、達人の達人たるゆえんなのでしょう。
それから、広瀬さんには御家族がいらっしゃるようですが、今回は特に女性好みのアイデアが多かったこともあり、どちらかというとひとり暮らしの若い女性にぴったりの企画だなと思いました。
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